鉄道沿線マンション高層階での騒音低減に大幅な効果
鉄道スラブ軌道面用吸音パネル
鉄道沿線をより静かに…。
軌道近傍のほぼ全面を吸音化する騒音低減工法です。



概要
鉄道スラブ軌道面用吸音パネルは、吸音パネル本体、FRPグレーチング、支持部材より構成されます。吸音パネルは、難燃性樹脂の枠内に吹付型吸音工法による吸音層を形成したものです。吹付型吸音工法は、人工軽量骨材とプレミックスセメントを混練、吹き付け施工するもので、軽量・多孔質なセメントモルタルによる吸音層を形成し、対象物表面を吸音性とすることができます。コンクリート道床や枕木に直接吹き付け施工することもできますが、軌道関係の保守点検および供用中の路線での夜間工事の作業性等を考慮してパネル化したものです。鉄道スラブ軌道面用吸音パネルは、コンクリート枕木も含めて、軌道全面を上から覆うように設置するため、軌道近傍のほぼ全面を吸音化することができます。


写真-1 吸音パネル(グレーチング)設置状況

写真-2 支持部材に吸音パネル及びグレーチング
    を設置することで枕木を跨いでいる
  • 鉄道スラブ軌道面用吸音パネルは、250Hz以上の広い周波数帯域で吸音率が0.5を越え、特に500Hz〜2kHzの範囲では0.9以上となっています。


  • 消音バラストでは、吸音率が0.5を越えるのは1kHzと4kHz付近の狭い周波数範囲に限定されています。

図-1 鉄道スラブ軌道面吸音パネルの吸音性能(消音バラストとの比較)


鉄道スラブ軌道面吸音パネルの設置イメージ



特長
  • 吸音パネル本体,グレーチング,支持部材の3部品より構成され、新設・既設軌道を問わず容易に設置出来ます。
  • 従来の消音バラストに比べてより高性能な吸音特性を有しています。
  • 表層グレーチングにより,平坦な歩行面を確保することができ,保線作業への影響はありません。
  • 吸音パネルはアクリル変性高衝撃塩化ビニール樹脂製の枠の中に吹付型吸音材を吹付製作したものです。
  • 吸音パネル、グレーチングは支持部材に固定しています。
  • 営業線での深夜工事においても大きな作業騒音は発生しません。
  • 枕木の加工、穴あけはありません。
  • 吸音材は、セメント系材料で耐候性、水抜け性も備えています。


主な適用範囲
  • 鉄道軌道面からの反射音対策
  • 複線・複々線化に伴う騒音対策
  • 高架鉄道周辺建物の高層階への騒音低減
  • 鉄道沿線に立地する病院・学校等、より静粛性を必要とする施設への騒音対策
  • 鉄道トンネル・掘割での反射音対策


Keyword 吸音材 吹付け施工 反射音低減 吸音パネル
関連資料 鉄道スラブ軌道面用吸音パネルリーフレット
関連技術 大気浄化吹付工法
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