建設工事現場から発生する騒音の異常値を24時間対応で監視・警告する
工事騒音リアルタイム評価・対応システム
特願2007-144602
 工事騒音をリアルタイムに自動判別し,監視省力化,対策迅速化を実現します



概要
 工事騒音リアルタイム評価・対応システムは,建設工事現場周辺の住宅地などの騒音監視地点(以下,監視地点とする)へ伝搬する工事騒音について,監視地点での騒音レベルが管理基準値を超えた場合に,監視地点に影響する工事騒音の影響と暗騒音(自動車・犬・鳥の鳴き声など)の影響を自動的に判別し,工事騒音だけをリアルタイムに評価するシステムです。  当システムは,監視地点の騒音レベルを記録・解析し,影響レベルの検出を自動で行うため,従来に比べ大幅な省力化・コストダウン(人件費)を図れます。また,管理基準値を超えた場合の警告により,迅速な騒音低減対策の実施を可能とし,建設工事現場周辺の生活環境を保全します。

モニタリングシステムフロー
モニタリング画面の例
モニタリングシステムフロー モニタリング画面の例



特長
  • 当システム1セットで現場内に最大7点,近隣の住宅など監視地点1点で騒音レベルの常時連続監視が可能です。
  • 監視地点における騒音レベルが管理基準値等を超えた場合,影響を与えた工事音源と,その影響レベルを自動解析しパソコン画面上に表示します。
  • 暗騒音(自動車騒音・犬・鳥の鳴き声など)の影響を自動判別し,騒音レベルの評価値から暗騒音の影響を自動で削除します。
  • モニタリング状態はパソコン画面に表示され,管理基準値を超えた場合は赤色,警報値(管理基準値 -5dBなど)を超えた場合は黄色,平常時では青色で表示されます。警報を与える手段としてパソコンに接続した警告ランプの点滅,スピーカの警報信号などもオプションで拡張できます。
  • 環境基準や騒音規制法に準拠した騒音レベルの評価量が算出できます。
  • 騒音データは波形ファイルでHDDに保存され後解析にも活用でき,発注者等への報告のための管理日報を出力します。

主な適用範囲
  • 現在,トンネル工事を中心に展開を図っており,今後は,ダム工事や都市土木工事,建築工事への適用拡大を図る予定です。
主な実績
  • 四国地方整備局 宇和島道路石丸トンネル工事
  • 東北地方整備局 東北中央自動車道大笹生トンネル工事
  • 近畿地方整備局 十津川道路今戸トンネル工事

工事現場での監視事例




Keyword 建設工事騒音・影響評価
関連資料 リーフレット:工事騒音リアルタイム評価・対応システム 
関連技術 移動騒音源対応型工事騒音リアルタイム評価・対応システム 
関連論文 1)小林真人:工事騒音リアルタイム評価・対応システム,建設の施工企画,No.704, p.101,
          2008.10.

         2)柳森豊,小林真人:周辺環境モニタリングによるトンネル工事=騒音・振動・低周波音を監視して
          環境影響を制御した石丸トンネル=, 建設機械,Vol.45,No.4, pp.63-69,2009.4.

         3)坂ア友美,小林真人,内田季延:工事騒音リアルタイム評価・対応システムによる工事騒音の管
         理,日本騒音制御工学会秋季研究発表会講演論文集,1-3-05,pp.69-72,2009.9.