どんな方向の傾斜でも三次元で計測できます
光学式地盤変位計測システム
 CCDカメラを用いた新機構の三次元変位計


概要
従来型の振り子式の傾斜計では鉛直測線しか計測できないため、たとえば法面掘削工事などでは、測定管設置のために掘削工事を一時中断したり、初期値の計測が遅れたりなどの問題が生じてくる場合があります。こうした課題に対処するためのCCDカメラを用いた三次元地盤変位計です。任意の方向に設置が可能であるため掘削前からの計測が可能となります。例えば、双設トンネルなどの掘削に伴うゆるみ把握のために、先行トンネルから水平方向に事前に設置し、地山の三次元挙動を把握することも可能です。

システムの概要


CCDカメラを搭載した地盤変位計によって撮影されたガイド管内部の映像を解析することによってガイド管の傾きの変化を算定することができます。さらに傾斜検出軸先端の円錐状ミラーコーンに映っているガイド管接合部の画像を解析することによって伸縮量が算定されます。



特長
  • 傾斜角の測定範囲に対する制限がないため、あらゆる方向の地盤変位が測定可能です。
  • 斜め方向に設置されたガイド管の計測が可能なため、掘削前の段階からの計測が可能です。
  • 情報化施工に必要な初期段階からの地盤変位を測定できます。
  • 従来の方式に比べ、計測に必要なボーリング本数を削減できる場合があり、コストダウンが図れます。
  • 危険な法面小段に立ち入ることなく変位計測が出来ます。
  • 画像を利用するため、温度の影響を受けないデータが得られます。


主な適用範囲
  • 長大法面変状計測
  • 開削工事におけるリバウンドや盤ぶくれ計測
  • トンネル掘削に伴うゆるみ計測


主な実績
  • トンネル掘削時の地盤変位計測(福岡県、静岡県)
  • 構造物基礎地盤の地盤変位計測(徳島県)
  • トンネル掘削に伴うゆるみ計測(長野県)


Keyword CCDカメラ 
Slpoe-αパンフレット(1.5MB) 
関連技術 斜面の情報化施工システム(Slope−α)
関連論文 松元和伸,近久博志,小林薫,中原博隆,筒井雅行:CCDカメラを用いた地盤傾斜計の開発,土木学会
        第54回年次学術講演会概要集,Y,pp.750-pp.751,1999