すべてPCで実行できる平易型
地盤環境振動推定システム
より平易に、より複雑な地盤条件に対応した環境振動を定量評価



概要
 平易型「地盤環境振動推定システム」は、解析からレポートまで全てPCで実行でき、今まで高度・高コストであった解析技術を一般的に利用できるようにし、地盤構造・性状の変化や、地中構造物の有無・物性や形状の変化を同時に考慮した結果を容易に定量評価できるようにしたシステムです。



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数値解析による波動伝搬の2次元解析。
 
解析をWSに依存するためPCで行う事前(データ収集)、事後(分析評価)作業と分断され効率が悪い。
地盤中の波動伝搬を数値解法で解くことで、任意の地盤性状や地形変化の影響を把握できる。
地盤改良や振動遮断壁などの対策も物理量で設定できるため、効果を定量的に比較できる。

大きさ(加速度振幅)と位相情報を保持するので、共振、波動重畳などの影響を評価できる。

オペレータの介在する作業が多く、WS占有はコストアップとなるため、解析ケース数が限定されやすい。








数値解析による波動伝搬の2次元解析
数値解法は従来技術と同じ解析方法を利用しており、同等精度の解析が可能である。
全ての作業をPCで行えるため、高性能ノートPCであれば、現場で解析評価も可能。
WSより安価なPCを占有し解析ケース数を増すことで、同じコストでより精度の高い評価が可能。

特長
  • ワークステーション等に依存していたFEM解析も含めて、全ての解析・評価をパソコンベースで行い、オペレータの作業負担を軽減したことで解析コストの低減を図りました。
  • 対策ケース別の比較検討が定量的に行えるので、費用対効果面で適切な対策仕様が作成できます。
  • 影響予測のための事前解析だけでなく、工事後に元の状況を推定することにも利用できます。



主な適用範囲例
  • ケース1 距離減衰性状の詳細検討
     課題:嫌振設備近傍での杭工事振動の距離減衰性状を詳細検討し工事影響と除振対策仕様を決定する。
     対処:対象地盤を解析モデル化し,杭工事での加振位置を深さ方向にも変化させて複数の解析を実施,嫌振設備設置位置での振動影響と必要な除振対策量を算定する。
     成果:工事振動の影響と対策費用(除振装置)を定量的に比較検討可能であり,最適な対策仕様を決定できる。





  • ケース2 対策工法の仕様検討
     課題:盛土擁壁に振動遮断壁の機能を兼ねる場合の仕様決定。
     対処:対象地盤を解析モデル化し,擁壁深さ,厚さ,材質をパラメータに複数の解析を実施,想定される振動影響範囲における対策効果の違いを比較する。
     成果:対策効果と費用(擁壁の部材数量等)を定量的に比較検討可能であり費用対効果の良い対策を実施できる。





  • ケース3 構築物の影響推定
     課題:工事後に振動問題が発生したが,工事前の振動調査データが無く実測結果から影響を検討できない案件での原因推定。
     対処:工事前後の地盤,構造物等の解析モデルを作成し,現状(工事後)の実測結果を再現する等価加振力を逆算する。次に算定した加振力を用いて解析モデルにより工事前の振動影響を推定し現状の振動値と比較する。
     成果:解析モデルによって同じ加振力での工事前後の振動影響を比較,工事・構造物の影響程度を定量評価することで原因を特定する。






Keyword  環境振動 調査・解析 FEM PC利用
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関連技術  騒音振動探査システム
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