建設工事現場の地震被害を低減し地域防災に貢献する
緊急地震速報を利用した地震防災システム
『伝達機器選定方式』の採用により現場の多様性に柔軟に対応  
緊急地震速報の運用方法を重視したシステムの構築



   概要
 建設工事現場の地震被害を軽減することを目的に,緊急地震速報を用いた『地震防災システム』を開発しました。当システ ムは「インターネットを利用する伝達機器(伝達システム)」によるハード的要素と,「作業員の行動計画や教育訓練(運用システ ム)」によるソフト的要素の2つの柱から構成されます。
 ハード的要素としては,緊急地震速報を利用します。しかし,建設工事は現場ごとに,工事の種類,建設規模とその工期,そして周辺環境などが大きく異なるため,当システムでは『伝達機器選定方式』を採用して,様々な現場の多様性に柔軟に対応できるようにしています。またソフト的要素としては,非難行動や定期的な防災教育,避難訓練の実施をマニュアル化し,運用しやすいものとしています。そのため、緊急地震速報が警報された場合には,全ての工事関係者が速やかに適切な安全行動を取ることができます。
 このように「地震防災システム」は,伝達機器選定方式による緊急地震速報システムに,これを最大限に生かして利用する運用システムを組み合わせることで,工事現場の地震被害の軽減を実現します。
 

伝達機器選定方式
地震防災システムの伝達機器選定方式の概要


防災教育風景
防災教育の風景
一般的な緊急地震速報
一般的な建設現場での緊急地震速報のイメージ



特長
  • 伝達機器選定方式により,現場ごとに最適な緊急地震速報システムを導入できます。
  • 各現場に合わせた必要最小限のシステムを構築することで,無駄を省き低コストで導入できます。
  • 携帯電話によるモバイル通信や衛星通信をメニュー化しており,通常のインターネット回線が利用できない地域でも導入できます。
  • あらゆる工事種別の作業者に,確実に緊急地震速報を伝えられるよう,様々なタイプの警報器を用意しています。
  • 非難行動やそれを身につける定期的な防災教育や避難訓練がマニュアル化されており,これらを実施することにより,緊急地震速報時には適切な安全行動を取ることができます。
主な実績


Keyword  緊急地震速報・地震防災・地域防災
関連資料 プレスリリース:
        「地震防災システム(緊急地震速報活用システム)」の開発と土木現場への展開(2008年11月4日)
関連技術  
関連論文