入坑者と建設機械の位置を"見える化"し接触災害を防止
坑内無線LAN位置管理システム
トンネル坑内の入坑者・建設機械の位置をリアルタイムに把握し建設機械の接近を自動的に警告


概要
 ICT技術を用いて,トンネル坑内全体にわたり入坑者および建設機械の位置を把握します.さらに,建設機械の運行を管理し,建設機械の接近を入坑者へ自動的に警告します."なにが(どの建設機械が)","どこにいて(残りの距離)","どちらから(接近方向)"という危険回避に最も重要な情報を入坑者へ提供し,工事の安全性を飛躍的に高めます.


図-1 建設機械接近警告システム


【システム概要】
 本システムは,入坑者および建設機械の位置をリアルタイムに測位する(1)ICT機器による無線通信電波を利用した坑内測位機能,および,入坑者と建設機械の位置情報を管理し,自動的に建設機械の接近を警告する(2)位置情報に基づく建設機械接近警告機能,により構成されています.

(1)ICT機器による無線通信電波を利用した坑内測位機能

 本測位機能では,ICT機器である無線通信基地局(無線LANアクセスポイント)と無線通信端末(無線LAN端末:スマートフォンなど)との通信電波を利用します.本測位機能により,これまで困難であった,トンネル坑内全体にわたる,"だれが(なにが)","どこにいるか"の把握を実現しています.

(2)位置情報に基づく建設機械接近警告機能
 本警告機能では,前記の測位機能で得られた位置情報に基づき接近警告を行います.本機能により,入坑者や建設機械の位置の俯瞰的な確認,および,入坑者への自動的な警告と危険回避に最も重要な情報の提供が可能です.なお,警告実施の判断は,建設機械と警告機器との距離(100m以内に接近など)で行っており,任意に設定可能です.また,使用する警告機器の台数に制限はありません.

特長
  • トンネル坑内において入坑者・建設機械の位置をリアルタイムに把握
  • 位置情報に基づき建設機械の接近を入坑者へ自動的に警告
  • 警告時に接近する建設機械の詳細な情報(なにが,どこにいて,どちらから")を入坑者へ提供



Keyword トンネル,安全管理,接触防止
2013年5月30日ニュースリリース
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